yoakenoakariの日記

双極性障害と生きていくために。歩んできた道や助けられた制度社会復帰に向けて色々と綴ってます

傷病手当の受給申請

障害者手帳自立支援医療費制度の申請が終わった頃、休職してからすでに3ヶ月を過ぎ、無給状態が続いている事にやっと気づいた私は急に焦りました。

当初の予定では3ヶ月で復職するつもりでいたので、復職後にまとめて請求するつもりでそのままにしていたのです。

我が家では普段の生活は銀行に行く時間が取れないため、殆どの支払いをカード払いにして、普通預金に大目に残高を残す生活をしていたので、休み始めてすぐは困る事が無かったのですが、いよいよ生活出来なくなってしまう日が近づいていました。


傷病手当金の申請〉

 傷病手当金とは、業務外の病気やケガで会社を病気休業中に、給与が支払われない時に支給される手当です。
 
 ▪️傷病手当の支給申請に必要なもの


健康保険傷病手当支給申請書を該当の健康保険協会に送付する。(全国健康保険協会の場合)


※傷病手当の支給申請は障害者手帳自立支援医療費制度に比べると、提出するために自分で用意する書類は1種類ですが、同一書類内に本人記入欄、医師の証明欄、会社の証明欄があるため完成させるのに時間がかかりますし、うつ状態だったりすると、なかなか段取りをつけて進めるのが難しいので休職が決まったら、早めに会社担当者と話をして、準備を進めておくのがお勧めです。


書類が完成して送付してから2〜3週間で入金される事が多かったですが、1ヶ月近くかかる事もあったので長めに予定しておいた方が良いと思います。



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自立支援医療費(精神通院医療)制度の申し込み

障害者手帳の手続きを始めた頃、自立支援医療費制度という仕組みがあることを初めて知った私は混合期の調子に合わせて申請をしてみる事にしました。


自立支援医療費(精神通院医療)制度の申請〉

 自立支援医療費制度は、年齢・診療科に関係なく精神疾患の治療のために通院している人を対象とした制度です。
 制度登録している医療機関で保険証と併用する事で診察やお薬代が原則1割になって、本人収入や世帯所得によって月の支払額の限度も決めてくれるありがたい制度です。

 当時、正社員で休職中だった私が必要だったもの
 ※申請時の加入保険や就業状況、家族構成によって書類は変わります。

 ▪️自立支援医療費(精神通院)支給認定申請書
   申請窓口でもらえました。
 ▪️自立支援医療診断書(精神通院)
 ▪️保険証のコピー
 ▪️住民税課税証明書
 ▪️印鑑
 ▪️マイナンバー記載の住民票
 ▪️身分証

 
※原則1年間の有効期限なので、毎年申請が必要ですが薬の種類や量によっては、とても高額になることもあるので先に申請しておいて良かったと思います。

 障害者手帳も、自立支援医療費制度も、1度手続きをしても更新が必要になる制度で、委任状を書けば代理人に手続きをしてもらう事が出来ますから、うつ状態で動けない時には手を借りて手続きをしてもらえるように準備できる時にしておくと安心だと思います。


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障害者手帳の取得

双極性障害の診断を受けた時から障害者手帳の申請はしようと考えていました。

 手帳の交付を受ける事について、抵抗感がある人もいる事は後々知ったけれど、私は仕事でよく見かけるものだったし、そういった気持ちは全くなかった。むしろ仕事を休んでいる間に手続きを終わらせておきたいという気持ちの方が強かった。


▪️障害手帳の交付申請について

 そもそも精神障害者手帳とは何か、私の住んでいる地区では、精神障害を持つ人が、一定の障害がある事を証明するためのもので、本人の申請により交付されるものと書いてありました。

 対象になるのは、精神障害のため、長期にわたって日常生活または社会生活に制約がある人で、入院か在宅かの区別や年齢制限はありません。

 障害の等級については次のように決められているようで、総合的な判断になるみたいです。

 1級:日常生活が不可能な程度 
 2級:日常生活が著しい制限を受けるか、または日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度 
 3級:日常生活や社会生活に制限を受けるか、または日常生活や社会生活に制限を加えることを必要とする程度


〈交付申請に必要だったもの〉
※私の住んでいる地域の場合ですので、細かくは市区町村に確認してください。また、更新の場合や先に障害年金をもらっている方は必要書類が異なります。

▪️申請書
▪️写真
▪️診断書(精神障害者保健福祉手帳用)
 ⭐️初診日から6か月以上経過した時点のもの
→ここが重要です!6ヶ月経っていないと申請できません。
▪️印鑑
▪️マイナンバーが確認できる書類
▪️身分証明書類

 初回申請で障害年金の受給のなかった私はこれらの書類で申請する事が出来ました。交付まで3ヶ月くらいかかりました。

 1番費用がかかったのは診断書代、収入のない中ではかなりの出費になるので先に病院に確認しておくと安心だと思います。ちなみに更新は原則2年ごとです。


 手帳取得後に受けられる優遇は、市区町村ごとに色々あるようで、バスが半額になったり、市区町村運営の施設が安く利用できたりしますが、ベットから動けない、うつ状態の時には、利用する事はありませんでした。

 軽躁の時でも、うつ状態の時でも、変わらずにありがたかったのは、税金の優遇(障害者該当になります)です。

 落ち着いてきた今は、障害者枠の求人で社会復帰が目指せる事が1番大きいのかな、と感じています。
 休職当初はそんな事はこれっぽっちも考えていませんでしたが、波に振り回されるしんどさを味わってきた今だからこそ、障害に理解ある会社が探せる選択肢がある事はありがたいと感じています。


 
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復職出来ない

復職許可がおりずに、うつ状態が悪化していき、仕事も出来ず寝てばかりの自分は、もう死んでしまった方が良いのではないだろうか、と毎日考えて過ごしていました。

この頃には、春に倒れてから休職期間は当初の3ヶ月の予定を大幅にこえ、半年近くになっていました。

軽躁とうつ状態の混合期を繰り返しながらも、投薬内容をリーマス→バルプロ に変更した事で、今日がいつかわからない、今が何時かわからない、と言う状態からは多少落ち着いてきた頃には季節は秋に近づいていました。

もともと、完璧主義で人に頼るのが苦手な私は混合期の最中にも周りに頼る事ができず、自力で無理やり調べて障害者手帳を取得し、自立支援医療制度の申し込みを済ませ、障害年金の手続きの準備をしていました。

これは思っていたよりもはるかに大変な事だったんです。元気なときには当たり前に出来たことが出来なくなっている事を痛いほど思い知らされました。

当時の私にとって大変だったこと。

まず、字が読めなくなりました。趣味が読書と答えていたほどの活字中毒だったのに、全く頭に入ってこない。書類作成や管理の多い仕事をこなしてきたのに、揃える書類が何度読んでも分からない。切手を貼って郵便を出しに行けない。出来上がった書類をポストまで運ぶのに3週間以上かかった月もありました。

手続きが全然進みませんでした。ほんの少しの軽躁気味な日に少しずつ進めて、なんとかひとつづつクリアしていきました。

体調が悪いから必要な制度を使うために必要な手続きは、とてもじゃないけれど、一人で全て出来るようには出来ていないんだ、と。

なんだか、自分のことすら自分では完結出来なくなったと改めて言われたみたいで、とても悲しい気持ちになったのを覚えています。



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自分が操縦出来ない(うつ状態かな。)

胆嚢の摘出手術や秋田犬の衝動買いなどがあったあと、状態の安定しない私は当然のように休職3ヶ月がたっても、医師の復職許可がおりませんでした。

その頃から私のうつ状態は目にみえて悪くなっていきました。


▪️希死念慮が酷くなる

・口癖のように死にたいと言う
・ベランダから飛ぼうとする
・近くの川へ入水しようと川までいく
・1日中死に方ばかり考える


▪️ベットから出られない

・からだが鉛のように重くなる
・ベッドと体がくっついて離れない感じがする

▪️お風呂に入れない

・お風呂までたどり着けない
・髪の毛が乾かせない


普段はどちらかと言えば潔癖な方でお風呂は1日2回入っていた私には、清潔さが保てない状態はとてもストレスでした。




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自分が操縦出来ない(軽躁かな。)

双極性障害と診断を受け治療を始めた頃の私は多分混合状態だったのだと思います。普段だったら石橋を叩いてもなかなか渡れない私が慎重さもなく次々と色々な事を決めてしまいました。



▪️胆嚢の摘出手術をした

 前年に胆砂と胆泥があると診断は受けており、時々痛みはあったものの、急ぎ摘出するほどの状態ではなかったのです。その時の私は3ヶ月で復職して元通り働くことしか考えていなかったため、本来安静にすべき休職中に手術を強行してしまいました。
 実際に術後は胆嚢の痛みを起こす事なく過ごせていますが、術後の痛みによるストレスや体力の回復、手術費用などは全く頭にありませんでした。


▪️秋田犬の購入

 我が家にはもともとペキニーズとトイプードルのハーフ犬がいました。主人も私も犬が大好きで、とても可愛がっています。休職した事で今までゆっくりと主人と話をする時間が取れなかった事もあり、寝込みながら沢山の話をしました。その話の中に実家にいたときに白い秋田犬を飼っていた話を聞いて、どうしても見てみたくなり白い秋田犬の仔犬がいるペットショップを探して見に行きました。
 結果、そのまま連れて帰ってしまったのです。当時、お腹の調子が悪く売れ残ってしまっていた子をみて、どうしても我が家に迎えてあげたくなってしまったのですが、そのときはその後にかかり続ける費用については復職するしなんとでもなると思っていました。
 幸い、この時の子も体調は安定して家族の一員として、癒しを振りまきながら大切に育てられているのは主人のサポートがあってのことです。


▪️一夏で2回の家族旅行を計画

 もともと仕事が忙しくなかなか休みも合わない我が家では家族旅行は行けても数年に1度。療養も兼ねてと旅行を決行しました。旅先でも体調不良の私に変わり主人はゆっくり過ごせなかったと思います。
 結果的には子供達は大喜びでしたが、収入もなく貯蓄を取り崩しながらの生活での大きな出費は後々の生活に大きなダメージととなりました。


思い起こすとうつ状態の中での軽躁だったのかな、と今認識出来ている出来事です。



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双極性障害 薬の変更

リーマスによる治療が合わず寝込んでしまった私は主治医の先生と治療方針を話し合うことにしました。

この頃の私は頭の中が全く整理できず、説明もめちゃくちゃだったと思います。
急に倒れてしまったり、死にたくなってしまったり、夜に1人で外に行ってしまったり、ベランダから飛ぼうとしたりと、家族にかけた迷惑は数えきれない状態でした。ただ、ただそれが辛い、とだけ伝える事が精一杯でした。

先生は話を聞いて直ぐに薬を変えてくれました。
次に選んだのはバルプロ (デパケン)でした。併せて発作的に行動する事で、家族に迷惑をかけたくないと言う私の気持ちを聞いて、頓服で服薬するリスペリドンを処方してくれました。

もちろん、直ぐに効果が出たわけではありませんでしたが、リスペリドンによる鎮静作用は即効性もあり、心の安定には大きな影響があったと思います。
発作的な行動で自分の大切な人に、これ以上迷惑をかけなくて済むと言うのは、とても嬉しかったと今でも覚えています。

処方変更から2、3ヶ月後には少しずつ起き上がれる時間が長くなっていき、およそ1年間治療域での投薬を続けました。


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